KARAKURI Days JOB LIST
2024.12.20 カラクリストな人々

KARAKURI Next HERO’s Vol.04 – データが拓く、新たな「当たり前」の創造

こんにちは!カラクリ People & Culture の米澤です。

突然ですが、皆さんにとっての社内のヒーローとはどんな人でしょうか?
大型受注を決めた営業、顧客の成長と成功に大きく貢献したカスタマーサクセス、あるいは高品質なリードを量産したマーケター、1人で100人力のスーパーエンジニアなど様々な形で輝くヒーローがいます。

しかし、目立つ場所だけがヒーローの居場所ではありません。
日常業務の中で全体を見渡し、チームを正しい方向に導いてくれるマネージャーやリーダー、プロジェクトを成功に導くプロジェクトリーダーもまた、立派なヒーローです。

そして忘れてはならないのは、これらの大きな功績を陰で支えてくれるメンバーの存在です。
成功の陰には、縁の下の力持ちとして尽力するメンバーがいます。
彼ら・彼女らこそが、次の HERO になり得る、Next HERO’s です。

このシリーズでは、そうした「Next HERO’s」の活躍にスポットを当て、仕事に関するストーリーを紹介していきます。
彼ら・彼女らの尽力があってこそ、カラクリ全体が輝き、成功を収めることができるのです。

今回は、プロダクト開発をマルチに支える Development Group / Development Team 所属の金森さんの活躍に迫ります。


米澤:本日はよろしくお願いします!金森さんの多岐にわたるご経験をお伺いできること、とても楽しみです!まずは、自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。

金森:よろしくお願いします!2022年4月入社、 Development Group / Development Team にてシステムエンジニアとして、様々なプロダクト開発に携わってきました。現在は、開発中の新プロダクト「Generative Navigator (以下 GeN )」の開発をメインで担当しています。

米澤:「 GeN 」ですね!!まだ未知数な部分も多い新プロダクトですが、具体的にはどのようなものなのでしょうか?

金森:GeN は、既に数社のお客様にご導入いただいているプロダクトです。生成 AI の技術を活用し、ユーザーの質問内容を特定、最適な解決策を提示します。従来の生成 AI チャットボットで課題とされていた、ハルシネーション(誤った情報を生成する)リスクを大幅に低減。ユーザー自身で解決できる範囲を広げ、より質の高いカスタマーサポートを支援します。お客様からのフィードバックを、丁寧に反映させながら、まさに”手触り感”を持って開発を進めています。既に大きな反響もいただいており、今後の機能追加にも、非常にワクワクしています。

米澤:開発中の新プロダクトに携わるということは、大きなやりがいを感じられそうですね!普段の開発業務は、どのように進めているのですか?

金森:現在、GeN の開発は私ともう一人のメンバーの2名体制で行っています。開発自体は私が中心となって進めていますが、毎週火曜日と木曜日に定例ミーティングを実施し、代表の小田や、セールスチーム、開発チームのメンバーと密に連携を取っています。小田やセールスチームからはお客様の”生の声”を、開発チームからは技術的なアドバイスをいただき、GeN をより良いプロダクトへと磨き上げています。

米澤:セールスチームとも連携しながら進めているんですね!他に、どのような業務を担当されているのでしょうか?

金森:直近1ヶ月は、GeN の開発を前任者から引き継ぐことに注力していました。前任者の育休に伴い、私が担当を引き継ぐことになったためです。引継ぎには多少の不安もありましたが、比較的スムーズに完了できたので、今は開発に集中できる状態です。GeN を担当する前は、カラクリのほぼ全てのプロダクト、CX(顧客体験) から EX(従業員体験) まで、幅広く関わってきました。特定のプロダクトを長期的に担当するというよりは、プロジェクト単位で、必要なポイントでアサインされ、流動的に仕事をしてきた、という感じです。

米澤:幅広いプロダクトに関わってこられたのですね。様々なプロダクトに携わる中で、金森さんの探求心を特に刺激する分野はありましたか?

金森:そうですね…あえて挙げるなら、”データ分析”には強い興味があります。前職では、動画配信システムのページビュー数の分析ツール開発に携わっていたこともあり、データ分析は私の得意分野なんです。カラクリではCX 領域プロダクトのレポーティング機能である KARAKURI insights や、社内で活用している BI ツールのデータ整備にも携わりました。データをじっと見つめることで、エンドユーザーの行動が手に取るようにわかるのが、面白いんですよね。その分析結果を、価値ある形として可視化することには、大きな意義があると考えています。

金森:実は、前職の頃からデータの重要性や面白さは感じていたのですが、より知識を深めようと考え参加したミートアップで、データ分析への興味がさらに加速しました。データ分析は全てのプロダクトに共通する”コア”な部分なので、様々な価値を提供できる、無限の可能性を秘めていると感じています。もちろん、GeN の開発にもデータ分析の知見を活かしていますし、この業務に携わっている時が、一番楽しいですね。

米澤:まさにデータ分析のスペシャリストですね!幅広い業務に携わる中で、特に印象的だったプロジェクトはありますか?

金森:一番印象に残っているのは、社内データ基盤の構築です。「データ」と一言で言っても、普段皆さんがツールを通して確認している状態にするためには、いくつかのプロセスが必要なんです。少し専門的な話をすると、データレイク(生データ)からデータウェアハウス(活用しやすいように処理されたデータ)へと落とし込み、さらにそこから必要な情報のみを抽出・加工することで、初めて”使えるデータ”になるんです。この加工されたデータを、社内 BI ツールで可視化することで、お客様の成長を支援する CX Design チーム にとっても、価値あるデータとして提供できるようになります。今でも多くのメンバーが活用してくれているのを見ると、データを使いやすくするための整理、そして、統計データや可視化できるデータを精査していくことには、本当に大きな価値があるなと、改めて感じます。

米澤:データ基盤の構築は、社内全体に大きなインパクトを与える、重要なプロジェクトだったんですね。

金森:そうですね。データ基盤を構築する前は、必要なデータを探すだけでも一苦労でした。データ活用どころか、最初の段階でつまづいてしまうことも多かったと思います。各所に点在するデータを集めて、加工し、可視化していたので、時間もかかり、分析結果にもバラつきが出てしまう、という課題がありました。そこで私が目指したのは、いわば「データの当たり前」を作ることです。誰でも必要なデータにすぐにアクセスでき、同じ指標で現状を把握し、次のアクションに繋げられる、そんな環境を構築することが、事業成長の基盤になると信じていました。

米澤:なるほど、基盤がない状態では、データ活用に多くの課題があったんですね。

金森:はい。今では社内 BI ツールを開けば、誰でも簡単に必要なデータを確認できるようになったので、少しは「当たり前」の景色を変えられたのではないかなと自負しています。データ基盤の整備をはじめ、自分が開発に携わったプロダクトが、実際に使われているのを見るのは、本当に嬉しい瞬間です。特に、データ基盤のように、直接お客様の目に触れる機会が少ないものほど、社内のメンバーが円滑に業務を進められている様子や、その先にいるお客様への貢献を想像すると、大きなやりがいを感じます。自分の仕事が誰かの役に立っていると実感できると、自然とモチベーションも高まりますね。

米澤:データ活用における課題を解決し、新たな「当たり前」を創り出したのですね。まさにカラクリバリューにある scrumCS を体現する取り組みだったのではないでしょうか。様々な経験を積んできた金森さんですが、仕事をする上で大切にしているマイルールはありますか?

金森:マイルールと呼べるかわかりませんが、コミュニケーションを何よりも大切にしています。「一人でできる仕事はない」というのが、私の根底にある考え方です。コミュニケーションを少しでも間違えてしまうと、チーム全体の雰囲気が悪くなったり、生産性が落ちたりすることもあると思っています。だからこそ、常に相手目線で課題を考え、親身に対応することを心がけています。最低限の報連相だけでなく、相手の表情や雰囲気を感じ取るなど、オフラインでのコミュニケーションも重視していますね。

米澤:なるほど、コミュニケーションを最も大切にされているのですね。「一人でできる仕事はない」という言葉には、チームワークを重んじる金森さんの姿勢が表れています。最後に、今後のキャリアについての展望を教えてください。

金森:GeN の開発に携わる中で、今後の役割として、プロダクトをまとめ上げる PdM(プロダクトマネージャー) という選択肢が増え、プロジェクトを牽引していく経験を得たいという想いが芽生えました。今後は、価値あるプロダクトである GeN のグロースを牽引し、お客様との対話や折衝も、積極的に経験していきたいです。もっと大きなことを言うと、カラクリの技術力は世界に通用するものだと思っています!なので、よりグローバルな視点も養いながら、自分自身も活躍の幅をもっと広げ、必要とされる存在であり続けたいですね。

米澤:金森さんの今後のご活躍が、ますます楽しみです!本日は貴重なお話をありがとうございました!


そしてご本人へのインタビュー後、金森さんをよく知るお二人に追加インタビューを行ってきました!
まずは金森さんと共に、お客様対応の架け橋として協力してきた、Scale Customer Engagement Unitの三原さんです。

米澤:三原さん、よろしくお願いします!まずは、金森さんとの間で、特に印象に残っているプロジェクトや取り組みについて教えていただけますか?

三原:はい。まず思い浮かぶのは、やはり社内 BI ツールの整備です。以前は、お客様からのお問い合わせに対して、仮説立てや検証を行うために必要なデータを探すのに、かなりの時間を費やしていました。しかし、金森さんがBIツールを整備をしてくれたおかげで、必要な情報にすぐアクセスできるようになり、お客様をお待たせすることなく、スムーズなサポートを提供できるようになりました。

米澤:金森さんご自身も、特に印象に残っている仕事の一つとして挙げていました。三原さんにとっても、印象深いプロジェクトだったのですね。

三原:そうですね。今では様々な仮説検証に、このBI ツールを活用しており、業務に欠かせないものになっています。まさに「データの当たり前」を創ってくれた、貴重なプロジェクトでした。実は、私もデータ分析が好きで、導入当時からこのツールをよく使っていたのですが、「三原さん、○○のデータ確認してくださってましたね!」とか「社内で一番、三原さんが使ってくれています!!」といったコメントを、金森さんからいただくこともあり、裏側までしっかりチェックしてくれていたようです(笑)まるでデータ分析を見守る”守護神”のようでしたね。

米澤:データ分析の守護神!(笑)それは、とても心強いですね!他に、何か印象的なエピソードはありますか?

三原:そうですね、お客様に提供中のプロダクトで、不具合が発生した時のことです。不具合の原因を特定することも、非常に難易度が高かったのですが、特定後に、どのように改修を行っていくかの方向性を決めるのも、とても難しい事案でした。そんな中、金森さんはこの問題解決に尽力してくださり、長期にわたり、粘り強く調査と対応を続けてくれました。お客様の課題感にも同じ目線に立って考えてくれて、とても心強かったことを、今でも覚えています。結果として、現在のプロダクトの仕様として実装された機能もあり、お客様にも安定したクオリティでサービスを提供できています。

米澤:長期間にわたり、二人三脚で難題と向き合われたのですね。三原さんから見た金森さんの印象はいかがですか?

三原:仕事への情熱と、周囲への気遣いを兼ね備えた、まさに”縁の下の力持ち”ですね。言葉遣いやコミュニケーションが丁寧で、依頼したことは、必ず期待以上の成果で返してくれるんです。社内 BI ツールの導入時も、元々は英語表記のツールだったのですが、項目など分かりやすく日本語に訳して説明してくれたり、用語の整備も完璧に行ってくれました。常に相手の立場に立って行動してくれる、本当に親切で丁寧な方です。

米澤:優しいお人柄が仕事の細部にまで表れていますね。

三原:そうなんです。あ、あと社内ギルド活動では「guild-cat」のギルドマスターを務められていて、猫好きな印象もとても強いですね(笑)

米澤:たしかに、guild‐catチャンネルで、よく猫に関する発信や、猫カフェ会の呼びかけなどしているイメージがあります!そんな猫好きな金森さんに、最後に一言お願いします。

三原:猫好きは一旦置いておきますが(笑)、データ基盤の整備、そして多岐にわたる対応、本当にありがとうございました!おかげさまで、今でも日々の業務がスムーズに進められています。本当に感謝しています。何か私にできることがあれば、いつでもお声がけください!

米澤:三原さん、ありがとうございました…!


次にインタビューさせていただいたのは、金森さんの上長であるDevelopment Team リーダーの泉さんです。

米澤:泉さん、よろしくお願いします!早速ですが、金森さんの仕事ぶりを表すピッタリな言葉はありますか?

泉:「丁寧」で「まめ」な方だと思います。これまで、様々なプロダクトに携わってくれていますが、どれも高いレベルでこなしてくれます。常に期待以上の成果を出してくれるので、安心して仕事を任せられますね。コミュニケーション能力も高く、一人でも課題解決を自立的に進められる点も素晴らしいです。入社当初から高いポテンシャルを感じていましたが、新規プロダクト開発を担当していた際も、まだメイン開発領域ではなかったにも関わらず、他チームと連携しながらスムーズに進められたのは、金森さんの能力の高さゆえだと思います。

泉:また、進捗の報告などもまめに行ってくれるので、わざわざこちらから状況を聞きに行かなくても、安心して仕事を進められます。データ分析にも強い関心を持ち、データ基盤整備も担当してくれました。持ち前の探究心と技術力で、チームを牽引してくれる存在です。

米澤:まさに、頼りになる存在ですね!そんな金森さんに、今後さらに期待することや、伝えたいことはありますか?

泉:そうですね。現在注力しているプロダクトである、 GeN の引継ぎも、スムーズに行ってくれました。 GeN は、今後の成長が期待されている、重要なプロダクトです。セールスやお客様など、様々な関係者との連携が必要なこのプロジェクトに、金森さんの多才さとコミュニケーション能力は不可欠だと思っています。まだまだ未完成な部分も多いですが、その挑戦を楽しみ、更なる成長を遂げてほしい。

泉:強みを活かし、カラクリの未来を創造するキーパーソンとしてさらなる活躍も期待しています。データ分析スキルは、金森さんの大きな武器です。そのスキルを活かし、レスポンス速度や利用状況、コスト状況の可視化にも期待しています。金森さんのデータ分析力は、今後のカラクリの成長を支える大きな力になると、確信しています。

米澤:泉さん、本日は貴重なお話をありがとうございました!


入社当時から目覚ましい成長を遂げ、今ではチームを牽引する存在となった金森さん。
自ら「当たり前」を創り出し、データという視点から、新たな道を切り開いています。

金森さんの挑戦と成長を続けるストーリーは、カラクリの未来を形作る大切な一部です。
ぜひみなさんも今後の金森さんの活躍にご期待ください。 

さて、次はどんな Next HERO’s に出会えるのでしょうか! 次回更新もお楽しみに…!

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