KARAKURI Days JOB LIST
2022.03.10 カラクリストな人々

『安心』と『喜び』。創るのは、カラクリのあたりまえ。 ~KARAKURIST 大野彩

こんにちは!カラクリ People & Culture の川島です。

『CSを Empowerment する』という Purpose を掲げるカラクリ。

“Empowerment” とは、本来持っている潜在能力を引き出し、湧き出させる、つまり『力を与える』ことを指します。

カラクリには、”Empowerment”に強い想いを持つ、優秀で魅力的な KARAKURIST-カラクリスト-が多く在籍しています。今回は2018年9月にカラクリに入社して以来、大活躍のコーポレートセクション・大野彩さんの『これまで』と『これから』に迫ります。

KARAKURIST – 大野彩

Ohno’s Profile
■19XX年生まれ。静岡県出身。趣味は寺社仏閣を巡り精神を浄化すること・お酒を飲むこと。
■2018年9月入社。現在 Corporate & PeopleGroup : Corporate Developt TeamのTeam Leaderを務めながら、カラクリの労務担当を務める。

ーーまずは大野さんのキャリアを教えてください。

高専で電気電子工学の分野を5年間学び、大手電気機器メーカーに新卒で入社しました。当時の設計部門では、大学を卒業した方が配属されるのが通例で、高専卒としては初めての設計担当として配属となりました。仕事としては主にCADを使って、基盤の設計をすることがメインの仕事です。自分が関わった製品が、世の中に流通していく。非常にやりがいのある仕事だったと同時に、生産の仕事についていれば当たり前なのですが“ラインに乗せる責任”を感じる毎日でした。ソフトウェアと違って、修正が効かないので、後でミスが判明すれば『回収』になることすらあります。自分の性格もあってですが、製造工程にいる当事者である以上、安心感はなかなか感じられない世界でした。

そこで5年ほど働いてから心機一転、少し穏やかな気持ちで働ける環境を模索し、ヘルスケア事業を展開する会社へ転職しました。店舗のサポートや本社でECサイト周りの管理を担当しながら数年勤務しました。

それから3社目、ここからが私のスタートアップ・キャリアのはじまりなんですが…リーガルテックのスタートアップに1人目社員として飛び込みました。縁あって知り合った経営メンバーから誘われてから、3年ほどですね。主に弁護士の先生が顧客となるサービスで、役割としては本当に『なんでも屋』でした。新規営業、顧客からの問合せ対応、リスティング広告の運用、社長秘書や採用、開発の進捗管理、デバック等も経験しました。経験したことがあることのほうが少なかった中で、もちろん教えてもらえる体制が整っているフェーズではないので、基本的には調べて聞いて見様見真似で…。素人ながらも、自分で考えてやってみて、成果として目に見えるカタチになるサイクルに、確かな楽しみを感じながら働いていました。

ーー大手からスタートアップ。そしてなぜ再びスタートアップのカラクリに?

まず大手からスタートアップへ、というキャリアの背景ですが…。新卒で大手に入社した理由は“自分の欲求”ではなく、両親の存在が大きかったと思います。少しでも安心してもらえるように、知名度のある安定した環境へ。そんな思いが強かったです。でも入社してからは影響度の大きな仕事に悩む毎日。退職して2社目も“穏やかな気持ち”ではあったものの、どこか仕事に対しては一線を引いていた気がします。社会に出てから、その当時の自分にとっての仕事は『生活のために、しなくてはいけないこと』だったんですね。

でも、1社目の大手を退職した後に、両親が私に求めているコトを知れたこと。そして、3社目の経営陣から「自分が求めてるなら、もっとできると思うよ。」と誘ってもらったこと。それを機にスタートアップの世界に飛び込み、仕事は『人生を楽しむために』するものと捉えられるようになりました。

スタートアップは、これまで居た“大手”や知人から聞いている“大手”と比べた時に、ひとりひとりが『仕事』を楽しんでいることが、感じやすい世界。もちろん苦しいことも多いですが、自分でゴールを設定して、自分で考えて実行していくことを求められる『裁量』の大きさは、この世界だから感じられるものだと思っています。自分が仕事に求めるもの、自分が望む働き方次第ですが、『仕事が楽しい』に触れられるスタートアップが私は好きなんです。

スタートアップで働くことの楽しさ、仕事の楽しさを知った私がカラクリに転職した理由は、まずはCOO鈴木から誘われたことが大きかったです。前職では『何でも屋』として様々な仕事ができた一方で、専門性がないことに自信を持てないことも多かったんです。中途半端にいろいろできる人、ではなく「これが武器です」と言えるプロフェッショナルになりたい。

そんなことを想っていた時に、元々交流のあった鈴木から「なんでもできるフェーズだからこそ、大野さんに合った専門性を一緒に見つけよう」と誘ってもらえたんです。前職で会社を作り上げる過程にいたからこそ、もう一度その過程を歩みながらも、自身の専門性を積み、会社の成長過程に還元したいという想いを求めてくれる環境がある。役員がいる。それが最も伝わってきたのが、カラクリでした。

比較よりも、自分の『できること』を全力で続けること。

ーー入社してから今日(Team Leader に至る)まではどんなことを?

入社してからは「労務周りをお願いしたい!」と、(実際労務はやったことなかったですが)まさに専門性を積み上げるにはピッタリなチャレンジでしたし、前職でなんでも調べてやってきたスタンスをみて「できそうだよね」と言ってもらえたことが純粋に嬉しくて、労務全般を担当してきました。

具体的な仕事でいうと、給与計算、入退社の手続き、保険料の更新、年末調整などルーティン的に発生するものから、就業規則類の整備・改修、勤怠システムのリプレイス、衛生委員会の設立・運営、産業医選定など会社の規模やフェーズに合わせて必要になる機能の整備は拡充を中心に行ってきました。

未経験だったので、とにかく自分で勉強と実践、確認を繰り返す毎日でした。労務という仕事は、社員が「安心して働ける」環境整備が仕事です。そしてそれはミスが起きてはいけない仕事。ミスがあると、皆さんの給与が給料日に支給できなくなってしまうなど「不安」を生み出してしまう。だから絶対にミスがあってはいけない、緊張感がある仕事です。この仕事を未経験でやる以上は、休日も含めて『学習』が当たり前の毎日でした。社内に専門家がいるわけでもなく、専任は自分だけ。なので鈴木と協力しながら、信頼して相談できる顧問社労士を見つけてくるという、『相談できる環境』を自分で整備することが、最初にやった重要なことでしたね。

最近では、次のフェーズを見据えた準備を行っています。社員の健康管理や労働管理、制度の移行なども視野に入れた働き方の最適化といった『やらなければいけないこと』の整備と改修がメインミッションです。併せて、社内インフラや情報システムの整備なども行い、社員が自分の仕事と安心して向き合えるような、支援をしています。

ーー仕事をする上で、心掛けている「マイ・ルール」にしているコトはありますか?

絶対にドキュメントに残す、ということは常に意識しています。内容にもよるんですが“やり方” “考え方” “経緯” は必ず抑えます。忘れることを防ぐ、というよりも『未来の自分が困らないこと』を目的に残しています。初めてやる業務にも『専門知識』を求められることも多く、一回で完全に覚えることは難しかったりします。やりっぱなしになって次の機会に困らないように、焦らないように。他の業務に参考になることもあったりするので、心の余裕にも繋がりますし、改善のサイクルを回すためにも、日々メモを残すことは習慣になっていますね。

あとは『人と比べないこと』も自分の大事な価値観になっていると思います。社会人になってから、同じ職場にいる人の仕事ぶりを見て、同じようにできない自分に対して劣等感や焦りを感じてしまう、そんなことが増え、人と比較して自分を評価するという考えから抜け出せなくなっていた時期がありました。そんな頃に祖母が亡くなって。葬儀を執り行ってくれた住職の方がもともと祖母の知り合いで、葬儀を行う前に祖母の人柄についてお話ししてくれたんです。

「◯◯さんは自分を生きていた。他人の基準ではなく、自分の世界(範囲)で、真摯に生きていた。」と。自分の評価や基準を周りの人に置くことから抜け出せなくなっていた自分に深く刺さった言葉でした。祖母は、多くを望みすぎずに、自分のできることを続けていくことが大事だと知っている人だったんですね。それを知った時に、比較している時間があるなら、まずは自分ができることをちゃんと全力でやって、やり続けようって思えたんです。そうしていく過程で、きっとできることが広がるし、できることがもっとできるようになると信じるようになりました。

変化に必要な『変化』と『あたりまえ』。

ーー大野さんにとって『カラクリ』とは、どんな組織なんでしょうか。

いい意味で“発展途上”な組織だと思っています。将来・未来を感じられる会社ですし、そこに向かう『変化』を感じられる会社です。プロダクトもそうですが、組織としても道半ば。出来上がった組織には中々ない「こうしたいよね」を実現できる余白の大きい組織だと感じます。そういったフェーズなので、一緒に未来を作り上げていこうとするメンバーが揃っていますし、その想いを感じられるからこそ、居心地の良さを感じる組織なんです。一方で作り上げていく、変化が早い組織だからこそ、自分自身の“変化”にも向き合えないといけない環境でもあります。自分で学習して、自分で試してみて、自分で振り返る。もちろん、頼れる人・相談できる人はいますが、まずはサイクルを自分で回し続けていくことが当然の環境で、会社の変化に必要な変化をしていくことが、個々人に求められる『あたりまえ』だと思っています。

仕事の進め方でも、上長が意思決定するために『多くの情報を渡す』のではなく、検討事項に対して、上長に『意思ある提案』をすることと、提案を実行することが求められる組織です。中途半端な…無責任な投げかけではなく、課題に対して、裁量と責任を持ってやり切れる環境、必要な変化を提案しやり切れる環境。それがカラクリという組織だと思います。

ーーカラクリのCorporate & People Groupとはどんなチームですか?

コーポレートの部門は、“管理部門”と同じ括りではあるものの、それぞれの役割・専門領域がまったく違います。そのため、会社によっては、お互いが何やっているかわからない、なんてことも多いかと思います。それに対してカラクリのコーポレートは、一人一人が専門領域のなかで自走・自律的に業務に取り組んでいるだけでなく、担当領域の枠を超えてお互いに相互補完するような関係ができているところが魅力だと思ってます!

また商談同席や、横断PJに入っていったりと、顧客理解・プロダクト理解に非常に積極的なのも特徴です。ビジネス・開発の現場で何が起きているのか、どんなことが起きようとしているのか。そういった情報への感度が高く、起こりうるコトに対して、先に準備しておくような支援ができるのが、カラクリのCorporate & People Groupというチームです。

ーー大野さんが実現したい“ Empowerment ”とは、どういったカタチでしょうか。

『労務担当』の使命は Employee Success です。従業員の成功を後押しできるように、環境面や制度面の基盤を整えること。絶対に必要な基盤を準備しておくことが、気持ちよく働いてもらうための第一歩だと考えています。労務は地味な作業が多く、見えづらい仕事です。でもそれは、社員がライフステージにあった『仕事』を実現するための重要な機能になっています。様々なバックグラウンドを持つ人たちがカラクリに集まるための、土台作りです。

今のミッションは、働く上での土台となる『なくてはならない』安心感を積み上げていく段階です。レガシーな領域で中々進まない整備もあれば、法改正に合わせて見直し・修正していく整備もあります。その整備を如何に効率的に、早く、適切に完了させるか。一方で『なくてはならない』の先にある、『あったらいいな』という喜びをカタチにしていくことも今後は必要になってきます。福利厚生の整備・拡充など、社員が「カラクリに居たい!働きたい!」という想いを、今以上に強く持てるような支援をしていく。変化をし続ける環境・会社への『安心』と『喜び』をつくる。それが私の実現したい “Empowerment” のカタチです。

ひとりひとりが、仕事を楽しめるように。どんな規模、どんなフェーズに変わっていっても、スタートアップの醍醐味を、いつまでも失わないように。

『なくてはならない』安心と『あったらいい』喜びを、あたりまえに。

カラクリでは、大野と一緒に「CSをEmpowermentしていく」仲間を募集しています。

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